施設の選び方のポイント

いざ放課後等デイサービスを利用しようとしても、近場に意外と施設が多く迷ってしまったという声もよく聞きます。
学童クラブのようにただ預かるだけでなく、療育の場である放課後等デイサービスは施設ごとに特化カリキュラムが異なる場合もあり、慎重な施設選びが必要です。
この記事では、どんな施設を利用すればいいか迷う・どんな施設を選べばいいのか分からないという方の施設選びの参考になる項目を見ていきます。

まずは子供のことを考える

まずはその子の障害の特性のこと、性格のことを考えましょう。じっと座って集中することが苦手だったり、他のことうまくかかわることができなかったり、情緒が不安定だったり……同じ障害を抱えていても子供の性格によってかなり変わってくるのではないでしょうか。
放課後等デイサービスは療育の場。一人一人の苦手を少しでも改善したり、得意なことをさらに伸ばしていく学びの場でもあります。じっと座って集中することができない子供の場合なら、学習の時間を設けている施設を選ぶ……情緒が不安定な子供なら、勉強より情緒発達支援に力を入れている施設を選ぶ……など、改善させてあげたい苦手をメインに選ぶのもいいでしょう。
しかし、苦手なことを克服させるばかりでは子供にストレスになってしまいます。その子の得意なことも伸ばしてあげられるように考えてあげましょう。運動や音楽、モノづくりのカリキュラムに力を入れている施設も多くあります。学習はもちろんですが子供がその施設で穏やかに・楽しく・快適に過ごせるのかもしっかり考えてあげてください。

施設の雰囲気をしっかりチェック

施設の利用前にはしっかり見学に行きましょう。できれば子供も一緒に見学に行くのが良いです。
見るべきポイントとしてまず『子供と同年代の子が多いか』。放課後等デイサービスは原則、小学生~高校生までの就学児童が利用できます。しかし場所によっては小学校高学年が多かったり、中学生が多かったりする施設もあるでしょう。子供と同年代の子が多い施設の方が、カリキュラムやサービス内容も会う場合が多いです

また『施設の清潔さ・設備を見る』ことも大事です。清掃が行き届いているかの清潔さはもちろんですが、おもちゃや教材が散らばっていたりしないか、職員の身だしなみはどうかも大事なポイントです。
絵本やおもちゃなどの設備を見るポイントは、種類が豊富かどうか・古いものばかりではないかなどの点。同じようなおもちゃや教材ばかりでは飽きてしまうのはもちろん、興味関心が広がっていきません。